第4回目「Y’sカスクシリーズ」ディーンストン8年

「Y’sカスクシリーズ」6種!
今回はスコッチ・ウイスキーを題材にした映画「天使の分け前(Angel’s share)」に登場したディーンストン蒸溜所をご紹介します!

1785年、紡績工場として建てられたディーンストン蒸溜所。
多くの従業員を抱え”ヨーロッパ最大”の水車を持つ大きな工場でした。
しかし19世紀、紡績業が衰退。紡績工場は蒸溜所に改造されます。

1965年に蒸溜所として操業を開始。
その建物は工場の一部をそのまま利用しておりレンガ造りの貯蔵庫には紡績工場時代の名残の丸天井が見られます。

その設備にも当時から大きな変化はなく”ヨーロッパ最大”の水車は
水力タービンとなり蒸溜に必要な電気を発電。
また、中規模の蒸溜所でありながらコンピュータでなく、作業員の経験とスキルで操作を続けています。

こうして造られたディーストン8年はなんと66%以上の高アルコール。
レモンや柑橘のフレッシュな果実の香りとアタックの強さ、酸味が特徴的。
加水をすることで、上品な甘みや樽のニュアンスが広がります。

産業革命を生き抜いた建設物で変わらぬ製法で造られるシングルモルト。
その歴史が味わいに凝縮されています。

ディーンストン8年 Y’sカスク
700ml Alc.66.7° 7,900円+税

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